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2004年01月07日の
ライブドアのニュース
神奈川県の県立高校でLindowsOSを利用したServer Based Computing(サーバ集約型コンピューティング)の実証実験を開始

■概要

エッジ株式会社(代表取締役社長兼最高経営責任者:堀江 貴文 本社:東京都品川区 証券コード:4753)は、発売中の「LindowsOS 4.0日本語版」を利用した初の本格的な企業・自治体・教育機関向けのServer Based Computing(サーバ集約型コンピューティング)実証実験を、関連各社の協力のもと1月9日より開始いたします。

■詳細
●実験の対象
 神奈川県立上溝高等学校

●実験期間
 2004年1月9日から2004年3月末日

●実験の特徴
LindowsOSを利用した安全なServer Based Computing(SBC)とは?
LindowsOS(またはCDブートのLindowsCD)を利用するクライアントPC(端末機)からネットワークでサーバに接続。そのサーバに設置したWindows環境のアプリケーションをホスティング・ツールを利用し端末側からWebアクセスによるリモート操作をすることで、LindowsOS上でWindowsアプリが動いているかのような環境を提供するシステムです。

ホスティング・ツールは軽快かつ安定した動作で定評の高いGraphOn社のGo-Globalを採用することで、Webアクセスを感じさせないリアルタイムな操作感と豊富なアプリケーションへの対応を実現しています。
このシステムによって企業(または学校)は既に所有するハードウェア、ソフトウェアをそのまま継続して利用しつつ、少ない経費で安全なネットワークを構築することが可能となります。

●ユーザの課題
 現在、企業・自治体・教育機関などのユーザは以下の諸問題を抱えています。

・これまで利用してきたWindowsアプリを継続利用する必要がある
・Windows98以前のOSでしかサポートされない業務アプリを継続利用する必要がある
・組織内のIT化に伴いコスト削減の面から手持ちのIT資産を有効的に利用したい
・ウイルス対策において増え続ける端末側の管理の負担が増大している
・ユーザが端末側で利用するアプリケーションを管理したい
・データの漏洩が心配。情報の一元管理ができないものか?

●本システムの利点
・クライアントPCにLindowsOSを利用することで導入コストの低減が可能。既存のPCをそのまま利用できる場合もあり、資産の有効活用が可能。

・データとアプリケーションをサーバ側に設置するため、クライアント側の運用管理工数を大幅に削減可能。

・クライアント側はLinuxベースのためウイルスに感染する可能性が激減。

・既存のWindowsアプリケーションをWebアクセスでリモート操作可能なため、これまで利用しているアプリケーションを継続して利用可能。またWindows98のサポート切れに伴い、それまで使っていたアプリケーションの存続利用が問題になる中、本システムではそのまま利用可能。

■本実験への参加協力企業
・株式会社きっとエイエスピー
 アプリケーションホスティングツールであるGo-Globalを提供。Go-Globalによりアプリを端末からサーバ側に移行することで、一元管理可能な集約型コンピューティング(SBC)を実現します。

・富士通株式会社ITプロダクト営業本部 第一営業統括部 第三営業部
 SBC用のサーバとして高い安定稼動を実現するIP-Processorを提供。IP-Processorは発熱が少なく、安定動作するため運用管理が容易なうえリモート管理も可能であることから、今回のような現場には最適なサーバです。

・ミラクル・リナックス株式会社
 サーバOSを提供し安定稼動を実現します。

・サン・マイクロシステムズ株式会社
 教育機関向けにMicrosoft Office互換の統合ビジネスオフィスツール「スタースイート7」を無償提供。本ソフトはワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形描画など各種オフィスツールを備えた高機能ツールです。またMS Officeとの互換性を持ち合わせており、高い利便性を備えています。

■本実験の趣意
LindowsOSはLinuxの技術を元に開発された新しいOSです。Linux本来サーバ用途に開発された背景を持つOSだけに、既に多くの企業で業務用途に使用されており、信頼性と安定性には定評があります。昨今騒がれておりますウイルス等の問題も、Linuxの技術を使うことにより既存OSに比べ脅威が格段に低く安心してお使いいただけます。

このような理由からオープンソースの代表格であるLinuxは現在、各国の政府や企業で推奨運動が高まっているのはご存知の通りです。さらにLindowsOSは通常のOSよりもコストが格段に安いことから、PCのさらなる普及に効果を発揮すると期待されています。

多くの組織がオープンソースであるLinux環境への移行を検討しつつも、企業・自治体・教育機関等の現場では既に利用しているアプリケーションを継続して利用する必要性から異なる環境への乗り換えを躊躇するケースも見受けられます。そこでエッジは関係する各企業と協力して、この問題を克服する企業・自治体・教育機関向けソリューションとして、今回実証実験を行うSBC(Server Based Computing)を提唱いたします。
SBCによって企業はLinuxベースの環境で安定した低コストの環境を構築し、その中でWindowsアプリケーションを動作させることができますので、手持ちの資源を最大限に利用しながら、新システム移行へのコストとリスクを最小限に抑えることが可能になります。

これまで社内でのテストを続けてまいりましたが、企業・自治体・教育機関に向けて本格的に本システムを提唱するにあたり、実際のユーザの現場で実験を行うことで、そのシステムの有効性を立証することが今回の実験の大きな趣意です。

また今回の実験は、教育現場のIT化がコストや安全性、管理者の不在などが問題となり思うように進んでいない現状に対して、低コストかつ安定稼動できるシステムによってIT化を促進し地域の教育発展に貢献したいという願いと、教育の現場でLinuxを積極利用することで、単に堅牢なシステムを安価に構築するのみならず、これから本格的に普及していく先進のオープンソースを若い世代の手でさらに育んでいくという重要な意義があります。

■今後の予定
エッジでは同様の実証実験を他の教育機関や自治体で実施することを検討中です。
LindowsOSのエンタープライズ市場への本格参入を前に、ユーザ現場における検証を通じて協力企業とのサポート体制を強化してまいります。

■関連URL
LindowsOS
  http://lindows.livedoor.com/

■報道関係の方のお問い合わせ先
エッジ株式会社 広報宣伝グループ
E-mail:press@edge.jp
電話番号:03-5766-7214

■エッジ株式会社
http://corp.livedoor.com/
主な事業所:東京都渋谷区渋谷3-3-5モリモビル4F
電話番号:03-5766-7214
設立:1997年8月(創立1996年4月)
資本金:4,675百万円(平成15年11月末)
従業員数:289名(平成15年11月末)
代表者:代表取締役社長兼最高経営責任者 堀江 貴文
事業内容:コンピューターネットワークに関するコンサルティング
     コンピューターネットワークの管理
     コンピュータープログラムの企画・開発・販売
     ネットワークコンテンツの編集・デザイン

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