ライブドアの株価の推移の備忘録|ぃヴぇどおr年代記
2004年12月21日の
ライブドアのニュース
ライブドア、NS総研「ブログ・リサーチ」の自主企画結果を発表

■概要

株式会社ライブドア(代表取締役社長 兼 最高経営責任者 堀江 貴文 東京都新宿区:証券コード4753)のグループ企業「ネットアンドセキュリティ総研株式会社」(代表取締役 原 隆志 東京都港区)は、ネットリサーチとブログ(Blog)を組み合わせた新しいスタイルの調査サービス『ブログ・リサーチ』の第一弾自主企画の結果を発表いたします。

実施期間:2004年11月3日(水) ? 11月15日(月)
対象者:ウェブリサーチBizMarketing サーベイで事前調査により抽出した19歳?35歳の女性 15名


■今回の自主企画における「ブログ・リサーチ」の傾向
1.通常のウェブリサーチの単発的な自由記述式設問と比べると、一回あたりのカキコミについては、量も質も明らかに異なり、生活者のより自然体な本音が得られることがわかった。

2.「自分のページ」として書き込んできたことを自らが読み返して、自己分析・回顧・連想できること 及び 一定期間内であれば何度でも書き込みができることから、前回書き込んだことについての追記として書き込みを得られるケースが少なからず見受けられ、これにより対象者ごとの傾向や深層心理を把握しやすくなる傾向が見られた。

3.開始当初はなかなかカキコミ数が少なかったものの、モデレータによる働きかけによりカキコミ件数は徐々に増加、ある程度の期間後は、モデレータによる呼びかけを行わなくても、他の対象者のカキコミに対してトラックバックを活用した交流がなされていくことが見受けられた。対象者間の交流を重視する場合は、ある程度長めの期間を設定する必要があると判断される。

4.期間終了後には、「楽しかった」「もっと続けたかった」など参加者からの声が寄せられ、「自分のページ」として作り上げることができるブログならではの特性から、参加者が「リサーチされている」ということを意識せずに、楽しみながら参加できるということがわかった。


●今回は下記のテーマを設定して開催。短期間少人数の開催であったが、期間中に計70件ほどの書き込みを得た。

A.日々のメイクのパターンや使用したブランドについて
B.コスメの広告について
C.コスメブランドの乗り換えについて
D.コスメ試供サンプルについて

テーマAについては、あらかじめ定量調査で「その日の気分や服装によっていろいろパターンを変える方だ」と答えた回答者を抽出したものの、平日を含む短期間の開催だったためか、通常のメイクパターンはそれほど変わらないという結果が出た。この種のテーマについては、比較的長めに期間を設け、休日などの特定の日に限ってカキコミを募集するような工夫が必要であることがわかった。

テーマB ? テーマD については、別途用意した特定のブログページを掲示板的に見立て、トラックバック機能を活用することで、対象者に投稿を促す方法で試みた。

テーマごとの書き込みによる分析だけでなく、テーマ間の相互の関連性を見ると、下記の傾向が伺われる。

製品認知は、主に広告イメージ・製品のキャッチコピー・クチコミから。それが自分の好みに合っている場合であっても、即座に購買に結びつくわけではなく、まずは試供サンプルで試してみて、気にいったらブランドスイッチするという傾向があることがわかる。その理由としては、個々人の肌はそれぞれ違う「十人十色」という認識から来ており、冷静な消費判断が伺われる。
この傾向は、高額化粧品であるほど強い一方で、安価なものの場合は、試供サンプルを求めずに実際に購入してみることで試すという意見も見受けられた。

また、ウェブ上で限定で応募を受け付けている試供品は好評という傾向が見られる。
リアルの店舗でもらうものに比べて、内容が違う(充実していることが多い)ことや、自らが発見することで受動的(強制的)に与えられるわけではないことなどがウケている要因と予測される。

以下、各テーマについて得られたカキコミの一部を紹介する。

なお、この発表記事においては、メーカー名や各商品名などについての具体的な記述は掲載を避け、一般化した形で記載してあります。また、表現方法の編集を加えると共に、全て箇条書きにて掲載してあります。実際のカキコミにおいては、大半が具体的なメーカー名や商品名などが記載され、長目の文章表現として書き込まれており、関連性や実態が把握できる形になっています。


▼テーマB「コスメの広告について」
(対象者それぞれの好みのタイプにより異なる分野ではあるが、下記のような意見が見られた。)

・好きなタイプの広告に惹き付けられて実際に買いに行くこともある
・気に入った広告についてはパソコンの壁紙にしていた
・イメージに惹き付けられる広告と、現実的に購買するものとは異なる
・「女優肌」のようなコトバにはつられる
・キャッチコピーとして効果が謳われているとさらに関心が高まる
・薬局で販売されている、秘密めいた効果がありそうな雰囲気に弱い
・広告内の登場人物が商品を使用している際に、心地よさそう/気持ちよさそうにしていると弱い
・高級ブランドは、余裕があって穏やかで落ち着いていてよいイメージがあるが、肌には合わないことが多い


▼テーマC「コスメブランドの乗り換えについて」
・肌の調子が悪いときには、「肌に優しくてもっと効果のある化粧品をっ!!」といろいろ試し、肌の調子がいいときには「もっと安くて効果のある化粧品はないのっ?」といろいろ試す。
・基礎化粧品を乗り換えるのはかなり迷う。
・乗り換える際には、比較できるのでいろいろなメーカーのものが揃っている大型の薬局で。
・乗り換える際に選ぶポイントは、「成分配合表」や価格の比較による。


▼テーマD「コスメ試供サンプルについて」
・ネットで限定数でサンプルを配布していたのを見つけて申し込むと、届いた商品が通常のサンプルより大きめのものが届いて、商品について詳しく書かれたメッセージカードのようなものが同封されていて、凄く感動を覚えた。(その後はその商品を常用)
・即効性のあるものや香りを重視するものは試供サンプルをもらえばすぐにわかってよいが、美白やしわ対策などは、即効性が感じられないのでサンプルをもらってもよくわからないのが実情。
・デパートや薬局でもらうことが多いが、薬局でもっと手軽にもらえるといい。
・他のものを買ったときに袋に勝手に入ってくる試供品は使ってみることさえしないのがほとんど。欲しいものだけでいい。


■ブログ・リサーチについて
●ウェブリサーチによる定量調査とブログによる定性調査をミックスしたサービス

『ブログ・リサーチ』は、通常のウェブリサーチで定量的な傾向とターゲット層の分布を把握した上で、抽出した回答者に特定のテーマについて一定期間ブログを利用してもらい、その行動を定性的に分析するという2つの手法をミックスしたサービスです。

ウェブリサーチは主として定量的なアンケートを行う手法として活用されてきましたが、昨今では、自由記述回答などの定性的なデータを収集しやすいというウェブリサーチの特性を活かし、より詳しく嗜好などを明らかにするための定性情報収集の試みが進められてきています。

『ブログ・リサーチ』では、特定の生活行動について対象者に日記的に記入してもらうことや、特定のテーマについての投稿を受け付けることで、従来の定量的な満足度調査などとは異なる定性データを収集し、実態把握やニーズ探索に活用することができます。

その結果、顧客ニーズ分析による新商品・新サービス企画や、既存商品・サービス改善のためのCS分析など、優先順位づけのための定量的インパクトと、具体的な課題抽出を効果的に実現することができます。
活用例分野として、製品保有者の利用実態や日常の飲食行動など実態調査における利用を挙げることができます。
ブログに書き込まれた定性情報から仮説を構築し、定量的なウェブリサーチを再度実施して検証したり、書き込まれた定性情報の分析にテキストマイニングを活用することも可能です。


■調査費用について
調査費用は個別の内容により変動しますが、ネットリサーチと「ブログ・リサーチ」の二つの費用をあわせて98万円からとなっています。


■参考URL
ライブドアとNS総研、
Blogとネットリサーチを連動したサービス「ブログ・リサーチ」を開始
http://corp.livedoor.com/pressroom/pressrelease/content?id=353


■本件に関するお問い合わせ
〒106-6138
東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー38階
ネットアンドセキュリティ総研株式会社
株式会社ライブドア内
TEL: 03-5770-4418 / FAX: 03-5770-4419
担当:高柳
E-mail:info@shop.ns-research.jp


■ネットアンドセキュリティ総研株式会社
http://www.ns-research.jp/
事業所:東京都港区六本木6-10-1
    六本木ヒルズ森タワー38階 株式会社ライブドア内
電話番号:03-5770-4417(FAX:03-5770-4419)
設立:1996年10月
資本金:151百万円(平成15年年11月20日現在)
代表者:代表取締役 原 隆志
事業内容:・企業様のweb、メールマガジンのコンテンツ企画、
      制作、運用、顧客対応業務の代行
     ・セキュリティ製品レビュー、ウイルス情報、セキュリティホール情報、
      インシデント情報など幅広くセキュリティ情報を提供
     ・情報通信市場、ネットビジネスに特化した独自調査の企画、
      受託、調査資料の制作・販売
     ・インターネットリサーチの実施および事業立ち上げ支援サービスなど


■株式会社ライブドア概要
http://corp.livedoor.com/
主な事業所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー38階
電話番号:03-5788-4753
設立:1997年8月(創立1996年4月)
資本金:23,967百万円(2004年9月末)
従業員数:1,436名(2004年9月末)
代表者:代表取締役社長兼最高経営責任者 堀江 貴文
事業内容:コンピュータネットワークに関するコンサルティング
     コンピュータネットワークの管理
     コンピュータプログラムの企画・開発・販売
     ネットワークコンテンツの編集・デザイン

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