オン・ザ・エッヂとオープンループ、
携帯電話を使ったクレジットカード決済システムを共同開発(1999/12/8)
Webシステム開発の株式会社オン・ザ・エッヂ
(東京都港区、代表取締役:堀江貴文、http://www.edge.co.jp/)と
情報セキュリティ技術開発の株式会社オープンループ(北海道札幌市、
代表取締役:浅田一憲、http://www.openloop.co.jp/)は、携帯電話を使った
クレジットカード決済システム「¥楽(えんらく)」を共同開発しました。
同システムは、オン・ザ・エッヂがシステム開発を行っているインターネッ
ト・ショップ「Derby Square Shop」(http://www.k-ba.com/)の他、
数店舗で運用されるのを皮切りに、一般のインターネット・ショップにも
随時提供を開始します。
「¥楽」は、携帯電話経由で安全かつ簡単にクレジットカード決済を
行うためのシステムです。「iモード」や「WAP」などのサービスと
組み合わせれば、インターネットでの商品発注から決済まで、すべてを
携帯電話一台で行うことができるのが大きな特徴です。
日本の携帯電話の加入台数は年々増加の一途をたどり、「iモード」も
サービス開始から1年を待たずに契約者数200万を突破(99年10月時データ)
するほどに普及しました。携帯電話は「音声通話のための道具」からモバイ
ルデータ通信ツールへと変貌しつつあります。今後はさらに多様な役割を持
つようになり、「Smart Phone」に進化していくでしょう。「¥楽」は、この
ようにますます可能性が広がり続ける携帯電話に、新たな価値を付加する画
期的な技術と言えます。
現在、パソコン用ブラウザでは、SSLやSETなどのセキュリティ技術を利用する
ことによって、インターネット経由でも安全にカード決済を行うことができま
す。しかし、「iモード」や「WAP」などの携帯電話用ブラウザでは、インター
ネットを介して通信する場合、通信内容の秘匿・本人確認ができません。その
ため、クレジットカード番号をインターネット経由で送信する場合の安全性を
確保できず、容易に使用できる決済手段がありませんでした。
「¥楽」では、より安全にクレジットカード決済を行うため、カード情報など
の重要情報の送受信をインターネットから切り離します。携帯電話を音声通話
モードに切り替え、電話番号通知機能とプッシュボタン入力を利用することに
よって、「盗み見」「なりすまし」「否認」「改ざん」などをより困難にします。
決済時には、オン・ザ・エッヂとオープンループが共同開発したCTI
(Computer Telephony Integration)の決済サーバシステムを経由します。
ユーザは、携帯電話のiモードなどのブラウザ経由で商品注文を行った後、
ワンクリックで決済サーバシステムに音声電話をかけ、カード番号等の重要
情報をプッシュボタンで入力し、クレジットカード引落の手続きを行うしく
みです。カード番号などを入力するときは、CTIシステムの自動アナウンス
に従ってプッシュボタンを押すだけでよいので、非常に簡単です。
また特殊なソフトウェアも必要とせず、誰でも手軽に利用できます。
決済サーバは、とクレジットカード番号や有効期限などの他、電話網から通知
されるユーザ携帯電話番号情報も確認し、本人認証を行います。さらに、決済
を行う商品代金を音声でユーザに通知し、了承されたものだけカード決済を実
行します。同システムで利用可能なクレジットカードは、国内で発行される全
てのVISA、Master、JCB、AMEXの4種類を予定しています。
「¥楽」の開発にあたって、ネットシステム構築部分を株式会社オン・ザ・エッヂが、
クレジットカード決済部分を株式会社オープンループが担当しました。株式会社オン
・ザ・エッヂが持つ「高度なWebシステム開発」のノウハウと、株式会社オープンル
ープが持つ「EC(エレクロトニック・コマース)技術」を組み合わせることによって、
初めて実現できたシステムです。
「¥楽」の技術は、携帯電話だけでなく、PDAや情報家電などのさまざまな端末に
適用できます。また、クレジットカードに限らず、デジタルキャッシュやデジタ
ルチケットなどへの応用も可能です。現在、両社は共同で、さらに広い分野での
応用技術開拓に向け共同開発を続けており、今後もEC分野でのより良い技術やサ
ービスの開発・事業化を目指していく方針です。
株式会社オン・ザ・エッヂは、サーバアプリケーション・サービスの先端企業であり、
200万人を越えるユーザを持つ世界初のクリック保証型広告付きメールマガジン配送
サービスのクリックインカム、世界初のオープンライセンス型オークションサイトeHammer、
サイバーエージェント社の運営するバナー広告配信サービスであるサイバークリック、
などのサービス開発と運用を行っています。
株式会社オープンループは、浅田一憲が1997年に札幌で設立した、
情報セキュリティ技術・情報通信技術開発専門のITベンチャーです。
情報セキュリティ分野では、NINTENDO64用の写真加工ソフト
「マリオのふぉとぴー」にも採用されたコンテンツ流通技術をはじめ、
ネットワークセキュリティ技術、電子メール暗号化技術、EC技術など
多くの分野を手掛け、めざましい成果を挙げています。最近では特に、
携帯電話をメインとするモバイル通信技術分野に力を注いでいます。
このリリースに関するお問い合わせ先:
■株式会社オン・ザ・エッヂ 広報担当 和井内修司
TEL 03-5574-7333 FAX 03-5574-7334 E-mail webmaster@edge.co.jp
〒106-0032東京都港区六本木3丁目1番26号
■株式会社オープンループ 広報室 石田華直子
TEL 011-884-4440 FAX 011-884-4439 E-mail press@openloop.co.jp
〒004-0862札幌市清田区北野2条3丁目2番1号
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サイバーエージェント/オン・ザ・エッヂ
オプトイン・メール"MAIL-in(メールイン)" サービス開始
日本初の本格的パーミションマーケティングサイト(1999/12/15)
■本文
インターネット広告・マーケティング会社の株式会社サイバーエージェント
(東京・港区 藤田晋代表取締役)とインターネット関連のシステム開発・運用・
デザイン会社の株式会社オン・ザ・エッヂ(東京・港区 堀江貴文代表取締役)は、
日本初の本格的オプトインメールサービス "MAIL-in(メールイン)"を
2000年1月15日から開始致します。
オプトインメールとは、ユーザーが自発的に選択した項目に関する広告(情報)を
Eメールで配信するマーケティング手法です。広告主の発信したい情報と、
ユーザーが受け取りたい情報を結びつけるマッチングサービスです。
"MAIL-in"は、初年度登録ユーザー数100万人を目標にサービスを展開して参ります。
■オプトインメールとは?
Eメールは、消費者との関係構築にきわめて効果の高いダイレクトマーケティングツール
としての認識されております。オプトインとは、自分で選んだ、進んで受け入れるとい
う意味、オプインメールとは、ユーザーが自分にとって、有益な情報を得るために、
消費者が企業にEメールアドレスを公開し、企業がこれをマーケティングに利用するシステムです。
消費者の許可を得てマーケティングを行なうという"パーミッションマーケティング"を
インターネットによって実現する手段の一つとして、米国でも注目されており、
数百万人規模のユーザーを集めているサービスがいくつか運営されております。
通常のダイレクトメールのようにユーザーにいきなり送信されるスパムメールと比較し、
ユーザーの事前確認を取っている点が大きく異なります。
■今までの実績
サイバーエージェント/オン・ザ・エッヂは、昨年9月よりクリック保証型バナー広告
「サイバークリック CYBER CLICK」を展開、現在では登録サイト数 2500、1日あたりの
広告表示回数が1200万インプレッションを超える、日本最大規模のアドネットワークに
成長しました。また、昨年 12月には、クリック保証型電子メール広告「クリックイン
カム CLICK INCOME」を開始、マガジン数1800種類、総読者数220万人を誇る日本最大の
電子メール広告ネットワークとなっております。
■関連URL
メールイン
http://www.mailin.ne.jp/ (2000年1月15日〜)
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1999.12.15 日本初の本格的商用セキュリティ情報サイト 「ネット・セキュリティ」をサービス開始 |
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